スマートフォンは、インターネットを最も簡単に楽しめる手段です。
スマホプラン契約をしている有効なSIMが使える状態のスマホなら、簡単にだれでもインターネットを利用することができます。
各社のスマホプランの傾向としては、ARPUと呼ばれている契約プラン一つあたりの収入を、増加させたい通信キャリアの思惑もあり、大容量無制限プラン重視の方向性が顕著になっています。
これはトラフィック（トラヒック）と呼ばれている、インターネットの利用量が増加していることが大きく関係しています。
その反面で通信キャリアの中でも、従来は力を入れてこなかった小容量プランを拡充する動きがあり、元々小容量プランの価格帯でメリットを打ち出してきた格安SIMでも、さらに充実したプランと月額料金の安さを打ち出していて、契約者は増加傾向にあります。
これらを俯瞰して見えてくるのは、スマホプランでインターネットをヘビーに利用するユーザーと、それほど利用しないライトユーザーの極端な二極化傾向です。
では、ライトユーザーは殆どスマホでインターネットを利用しないのか？といえば、その中でも大きく2つに分かれています。
3Gの停波などによりスマートフォンに移行した、電話通話をメインに利用しているユーザーは、スマホでのインターネットの利用は確かに殆ど無いケースがあります。
しかし、多くのスマホ小容量プランユーザーは、最も利用頻度が高い自宅では別のインターネット回線を導入して、Wi-Fiでインターネットを使っているため、外出時にだけ使うスマホプランは小容量で事足りるという利用形態です。
通信費トータル費用を節約できる賢いインターネットの利用方法である、無制限に家で使える安いWi-Fiについて解説します。
家で使えるWi-Fiとは？
自宅で利用するWi-Fiについて、まずはご説明しましょう。
自宅でWi-Fiが利用できる環境ではスマホプランのギガを消費しない
一般的なスマートフォンは、ドコモ・au・ソフトバンクなどの無線回線を使ってインターネット利用ができるだけでなく、Wi-Fiを使ってインターネットを使うことができます。
スマホでWi-Fiを使うためには、設定 － 無線とネットワーク の中からWi-Fiの利用をONにすれば、近くに利用できるWi-Fiの一覧（SSID）が出てきますので選択して、そのWi-Fi特有のパスワード（Wi-Fiを出している機器にシールなどで貼ってある）を入力すれば利用できるようになり、画面の上部に扇形のマークが出てきます。
自宅のWi-Fiの場合なら、一度この設定を行っておけば、そのWi-Fiが使える範囲の場所である自宅に外出先から戻ると自動的にWi-Fiに接続されます。
ドコモ・au・ソフトバンクなどの無線回線よりも、優先順位はWi-Fiが上位で、スマホは設定されているWi-Fiに繋がらない状態の時だけ、通信会社の無線回線に繋がる様になります。
この通信環境でのスマホのインターネット利用はWi-Fiになるため、自宅では通信会社には繋がらずに契約しているスマホプランのギガを消費しません。
次に、自宅でインターネットが利用できる、Wi-Fiの手段を見ていきましょう。
モバイルルーター
モバイルルーターはバッテリー駆動が可能な小さな筐体で、無線回線を使ってインターネットに接続を行い、Wi-Fiの電波を出す基地局になります。
持ち運びが可能なため、自宅だけでなく外出先でも利用することができます。
Wi-Fiが飛ぶ範囲が狭いので、一人暮らしの単身世帯の利用に向いています。
小さい筐体なのでアンテナは小さく、バッテリー駆動のため処理能力もそこそこなので、実際に利用ができる通信速度は、自宅のWi-Fi手段の中では最も遅くなります。
利用者が実際の回線で通信速度を計測している「みんなのネット回線速度」で、直近3ヵ月のモバイルルーターの通信速度平均値は、ダウンロード速度83.7Mbps・アップロード速度22.3Mbpsになっています。
ホームルーター
ホームルーターは、一般的なWi-Fiルーターと呼ばれる機器のサイズ感に近く、コンセントに挿して利用します。
無線回線を使ってインターネットに接続を行い、Wi-Fiの電波を出す基地局になります。
利用には工事が必要無く、手軽に導入できるインターネット回線としては通信速度も速く、家族で利用することも可能です。
しかし、この後にご紹介する光回線の通信速度には遠く及ばず、同じ無線回線を使うインターネット手段でも、モバイルルーターのように持ち運ぶことはできません。
「みんなのネット回線速度」で、直近3ヵ月のホームルーターの通信速度平均値は、ダウンロード速度162.2Mbps・アップロード速度20.8Mbpsになっています。
光回線
光回線は有線の光ファイバーケーブルを利用するため、導入工事が必要になります。
また、光回線自体にはWi-Fiの機能が無いため、Wi-Fiを利用するためにはWi-Fiルーターを別途用意する必要があります。
光回線は他のWi-Fi手段である無線回線よりも、通信速度が大幅に速く安定しているため、家族で利用するインターネット回線に最適です。
ダウンロード速度だけでなくアップロード速度も同様に速いため、増えている在宅ワークで大量の資料をアップロードしたり、zoomなどのweb会議の利用で不具合が起きたりする可能性が極めて低いと言えます。
（＊web会議ではアップロード速度が重要で、概ね50Mbps以上のアップロード速度が快適に利用できる目安です）
「みんなのネット回線速度」で、直近3ヵ月の光回線の通信速度平均値は、ダウンロード速度371.7Mbps・アップロード速度374.7Mbpsになっています。
無制限に使えるWi-Fiの回線は？
（出典：総務省）
上のグラフは、総務省が令和5年版通信白書として発表している、2022年11月分のインターネットのトラフィック（利用流通量）です。
インターネットの利用量は年々増加傾向にあり、利用者の増加だけでなく利用内容も多岐に渡り、動画サービスの視聴などのデータ量を多く使う利用も増えています。
今後の展望としても増加することが見込まれており、自宅で利用するWi-Fiの回線手段としては、無制限に利用ができることが必須です。
家でのWi-Fiは複数の家族でどれだけ利用しても、一定の決まった月額料金で利用ができるのもポイントです。
この無制限利用について、回線別に検証していきましょう。
モバイルルーター
モバイルルーターは、月に利用ができる容量が決められているタイプもありますが、無制限に利用ができることを標榜しているものも存在しています。
ただし、無制限に利用できることを謳っているタイプでも、利用の仕方などによって制限がかかることが明記されています。
これは無線回線を使っているタイプの宿命であり、一部の利用者が多く使いすぎる（回線を占拠する）ことによって、他のユーザーに迷惑がかかる可能性を排除するためです。
具体的には、短時間に大きなデータ量を利用したり、長時間に渡って継続利用したりを行った場合で、利用者の多い夜間の時間帯や休日祝日などに制限がかかるケースがあります。
ホームルーター
ホームルーターは通信キャリア4社（ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル）から、それぞれサービスが提供されていますが、どれも無制限利用ができることを標榜しています。
しかし、モバイルルーターと同様にホームルーターでも無線回線を使うため、やはり利用の仕方によって制限がかかる可能性が明記されています。
たとえば、ドコモのホームルーターである「ドコモ home 5G HR01」では、以下の注意書きが設けられています。
ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。
光回線
光回線は、この中で唯一本当の意味での無制限利用が可能になっていて、利用の仕方によっての制限がかかることはありません。
複数人の家族で、どれだけ大量に一気に利用しても制限がかからず、最も速い通信速度の回線を存分に利用することが可能です。
安く使えるWi-Fiの回線は？
安く使えるWi-Fiであることも、選択には重要なポイントですよね。
それぞれの回線の相場観を含めて、比較してみましょう。
モバイルルーター
無制限に利用ができる安価なモバイルルーターとしては、月額3,278円で使える楽天モバイルの「Rakuten WiFi Pocket」があります。
楽天モバイルの回線は、現状では1.7GHzという直進性の強い電波のみで、繋がりやすいプラチナバンドの認可は獲得しましたが、まだ具体的に運用はされておらず、自宅が利用できる場所なら良いのですが、現実的に全く利用ができない可能性があります。
楽天モバイルの電波が繋がらない場所では、au回線が利用できるようになっていますが、優先的に利用する電波はあくまで楽天モバイルであり、ユーザーは電波を選択する自由も無いため、思惑通りに利用ができないケースは否定できません。
回線速度と安定感に定評があるWiMAX系では、概ね月額料金は5,000円前後に設定されています。（別途に本体の機種代がかかる場合があります）
ホームルーター
ホームルーターは、概ね月額5,000円前後の料金になっています。
機種本体の代金は別途支払うケースと、分割払いで支払うケースがあります。
3年の継続利用で、ドコモとソフトバンクは本体代が実質無料になります。
光回線
光回線では、マンション集合住宅で利用する場合と、一戸建て住宅で利用する場合において、月額料金は異なるのが一般的です。
比較的安価に利用ができる光コラボなら、マンション集合住宅で概ね4,000円強から5,000円弱・一戸建て住宅の場合で概ね5,000円台半ば強から6,000円弱程度になっています。
高額だと思われていることが多い光回線ですが、無線回線を使うモバイルルーターやホームルーターと大差は無く、マンション利用の場合では安く利用ができると言えます。
光回線の導入工事費用は？
光回線の導入工事はプロの業者が行うため、当然ですが費用がかかります。
光回線サービスによって導入工事費用は様々ですが、比較的安価な価格設定になっている光コラボでは、マンション集合住宅・一戸建て住宅共に22,000円になっています。
さらに光コラボの中には、回線の導入工事費が実質無料になっているケースがあります。
工事費無料の光回線を利用すれば、費用面での他回線と比較してデメリットは無くなります。
Wi-Fiルーターの購入費用は？
（出典：NTT西日本）
光回線ではモバイルルーターやホームルーターと違い、Wi-Fiを飛ばす機能が標準で備わってはいません。
上の図の中で、光コンセントからONU（光回線終端装置）までは、工事の時に標準で行われますが、そこから先のルーターについては、基本的に別途準備する必要があります。
Wi-Fiルーターは数多くが販売されていますが、どれを選んだら良いのか？迷う方も多いと思います。
代理店で光回線を申し込めば、最適なWi-Fiルーターがプレゼントされます。
Wi-Fiルータープレゼント特典を利用すれば、この点でも無線回線のモバイルルーター・ホームルーターと比較して、費用面でのデメリットは無くなります。
無制限に家で使える安いWi-Fiは「光回線」が最適
本当の意味で無制限に利用ができる、自宅に導入するWi-Fiの回線手段としては、ここまで見てきたようにモバイルルーター・ホームルーターの無線回線では難しく、「光回線」が最適です。
月額料金で比較しても、光回線は無線回線の手段と比べても高くはなく、マンション集合住宅での利用ならむしろ安いと言えます。
自宅の光回線には「光コラボ」が最適
光回線サービスは色々ありますが、日本全国で広範囲な提供エリアで、数多くのマンション集合住宅の共有スペース内まで引き込み工事が完了しているため、利用しやすいNTT東西が敷設管理している光回線「フレッツ光」がおすすめです。
フレッツ光を安価に利用するためには、接続業者プロバイダがワンセットになって安く利用ができる「光コラボ」が最適です。
光コラボは、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社から提供されています。
フレッツ光の提供エリアにお住まいなら光コラボが使えますし、フレッツ光が導入されているマンション集合住宅では光コラボが利用できます。
光コラボを安価に利用するためには「セット割」を活用
数多い企業が提供している光コラボでは、サービスの競争も盛んに行われています。
お得に光コラボを利用するためには、毎月のスマホ代を安くする「セット割」に対応した光コラボを選べば、家族も含めた通信費トータル費用を節約できます。
セット割で有名なのは、3大キャリア（ドコモ・au・ソフトバンク）です。
毎月最大スマホ1台につき1,100円が割引きされるため、家族3人なら毎月最大3,300円の割引きが受けられてお得です。
ドコモは光コラボのドコモ光が対象で、ソフトバンクは光コラボのソフトバンク光が対象になっていて、auでも対応している光コラボが複数あります。
しかし、もっと通信費トータル費用を節約する方法があります。
更に安くするには格安SIMにセット割が適用される光コラボ
セット割の適用前提として、光回線が自宅で利用できる環境がありますから、当然自宅でのインターネット利用はスマホを含めてWi-Fiを使います。
そのため、自宅でのインターネット利用では、契約しているスマホプランのギガを基本的には消費しません。
外出時にWi-Fiの無い環境でのみ、契約しているスマホプランのギガを消費するだけなので、多くのスマホユーザーはそれほどのデータ量を使っていません。
（出典：MM総研）
このグラフは、2023年3月1日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態（2023年1月調査）」からの引用で、Wi-Fi利用を除いた、スマホプランのギガ消費量だけの利用者の割合を表しています。
多くは月に3GB未満の利用者が多く、最も多いのは月に1GB未満のユーザーになっています。
そのため、自宅でWi-Fiが利用できるスマホユーザーに最適なスマホプランは、３ＧＢ程度の小容量プランだということになります。
小容量プランは3大キャリアにも用意されていますが割高で、割引きを駆使しても3,000円を超えますが、格安SIMなら月額1,000円前後で利用することができます。
元々が安価に設定されている格安SIMに、セット割が適用されるケースは少ないですが、光コラボの中には格安SIMにセット割の適用を行っていることがあります。
無制限に家で使える安いWi-Fiとして、光回線の光コラボを利用して、外出時にはセット割の適用を受けられる格安SIMを使うことが、通信費トータル費用の節約に最適です。
そんな組み合わせを、具体的にご紹介しましょう。
無制限に家で使える光回線「@TCOMヒカリ」＋格安SIM「LIBMO」にセット割の適用がお得！
(出典：@TCOMヒカリ申込サイト)
ここまで述べてきた、Wi-Fiを無制限に安価に利用ができて、通信費トータル費用を下げる方法として、光回線には「@TCOMヒカリ」をおすすめします。
@TCOMヒカリはNTT東西の光回線フレッツ光を使う光コラボなので、全国の幅広いエリアや多くのマンション集合住宅で利用ができます。
プロバイダとしての@TCOMは、適切な回線増強に務めていることや、豊富なノウハウと技術力で大きな信頼があり、ドコモ光やauひかりの選択できるプロバイダにも選ばれています。
それでいて安価に利用ができるのも、@TCOMヒカリの特徴です。
月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円になっています。
格安SIM「LIBMO」のセット割
(出典：LIBMO公式)
格安SIMの「LIBMO」は、ドコモ回線を使っていて安価に利用ができます。
安価なだけでなく、高い技術力と品質はドコモからも信頼があり、エコノミーMVNOとして全国のドコモショップでもLIBMOは取り扱いされています。
@TCOMヒカリとLIBMOを併用することで、ドコモ回線を安価に使えるLIBMOが、毎月220円割引きされる「セット割」を最大5回線までの適用が受けられます。
| 〇納得プラン | |||
| データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 | 実質金額 |
| 3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
| 8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
| 20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
| 30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
前述のように、自宅でWi-Fiが使える多くのスマホユーザーに、最適なのは３ＧＢプランですが、LIBMOにセット割を適用させれば月額760円で運用できます。
たとえば家族3人で利用した場合の、通信費トータル費用をシミュレーションしてみましょう。
| @TCOMヒカリ | スマホ3GBプラン | 家族 | 合計 | |
| マンション | 4,180円 | 760円 | 3人 | 6,460円 |
| 戸建て | 5,610円 | 760円 | 3人 | 7,890円 |
マンション集合住宅利用の場合、家族3人の通信費トータル費用は月額6,460円で、戸建て住宅利用の場合月額7,890円にしかなりません。
この金額は、光回線とドコモ回線のスマホ利用としては、最安値級であることは間違いありません。
キャッシュバック
@TCOMヒカリでは、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
工事費無料キャンペーン
@TCOMヒカリの工事費は、戸建てでもマンションでも最大22,000円がかかりますが、導入工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
12ヵ月間月額料金の割引
新規契約で契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。
戸建てタイプでは月額440円が割引きされ、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引きされます。
